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  • 執筆者の写真Ricardo Tommy

娘の成長に見る自我形成

赤子は誕生した瞬間からその肌で空気に触れ親に抱かれて、自己と自己以外を学習する。口唇期を経て、二次元の"空間"マトリクスに三次元要素を組み入れ三次元空間を構成する。



三次元空間を構成と並行してモノ概念がまずは触体験を経て伝えられ、続いて言語を以って伝えられる。モザイク模様の触覚認識におけるそれぞれの模様が図と地に分かれて個別化し始める。個別化したモノに名が与えられ、物として固有値を持ち出す。



三次元構成の空間と固有値を持ち始めた物質から成る世界を聴覚による音響認識がその概念を強化する。視える物と聴こえる音が合成されて、"コレ"認識から"アレ"認識へと認識能力が成長する。



触って視て聴いて名付けて。これを、繰り返してモザイク模様だった世界認識を空間中に物質溢れる認識へと強化させていく。この過程で"地"に分かれた空間自体の認識は誰からも伝えられずに無意識下へと潜在化していく。



空間中に物質溢れる世界認識が確立されると今度は物質間の関係性の構築が始まる。人間関係の基礎、所有概念の基礎誕生。

この頃までには感情の基盤となる内臓系もおおよそ成形されて発達成長の段階に入る。

感情は内臓系を基盤とした身体感覚をベースに豊かに構築され始める。



世界にはたくさん物があってたくさんの人も居て個々に個立して生きている事が認識され得ると、他者体験の自己への模写や自己体験の他者への投影が始まる。こうして自己と他者がそれぞれに個々の体験を繰り広げる豊かな世界観が形成され始める。



こうした認識の成長過程において、"ママ/パパがわたしを好き"、"パパとママはお互いに好き"、を自分の周囲にも投影し始めるのではないかと。愛溢れる成長を!

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